道路反射鏡保守点検業務・公共施設保守点検業務
そのカーブミラーは役に立っていますか?
せっかく設置したカーブミラーが、点検補修されることなく放置される事によって、本来の機能を果たしていないばかりでなく、交通事故を誘発している現実があります。正確な情報をドライバーに与えていないばかりに事故が発生してしまうのです。
また、2012年に発生した中央道で発生した笹子トンネル崩落事故以来、道路標識や道路照明灯、橋梁などの道路付帯施設の老朽化による施設倒壊事故の危険性は、社会問題になり、国土交通省も「道路ストック点検」の必要性を積極的に提唱しています。
ゴコウ株式会社では、定期的な保守点検を行うとともに、道路ストック点検の情報も含めて、施設のあらゆる情報を一括管理できる「公共施設保守点検管理システム PF-Ⅰ」の導入による保守点検のデータの徹底管理をお勧めしています。
施設倒壊事故はなぜ起きるのか?───
施設の倒壊事故が発生する多くの要因として、支柱などの腐食があげられます。道路反射鏡、標識、照明灯などの支柱の多くは、鉄を素材とした鋼管でできています。
しかし、鉄は、自動車の排気ガス、塩害、さらには犬猫の尿など様々な悪条件により、腐食してしまいます。 腐食した鉄を放置しておけば、腐食は進み倒壊事故が発生します。 安全を守るはずの公共施設が、凶器になってしまう状況を作ってしまうのです。
そんな事故を未然に防止するのが保守点検です。
確かな保守点検で、公共施設の倒壊事故の危険を回避するとともに、施設が正しく本来の機能を維持できるように、保守点検の目的を正しく理解して、 的確な保守点検を実施する必要があります。
保守点検の内容
それぞれの施設に最適な保守点検を行い、危険度を総合的に判断します。
まず、目視・触診検査を行います。
目で見てわかる施設の劣化の状態や異常の有無を調べたり、直接手で触れて施設の異常を点検します。
■特にカーブミラーでは、運転者視点での機能チェックを行います。
本来の目的である交通事故防止に役立つカーブミラーにするためにはどうしたらよいでしょう。 まず、次のような方法でカーブミラーの正しい評価をします。 ポイントは運転者視点です。 停止線上、運転者視点で鏡面の写真撮影を行います。 その写真から、次の3つのポイントについてチェックします。
こんなカーブミラーは危ない!!
運転者視点の映り込みの状況を総合的に判断

◎ 道路が中央に映る
◎ 障害物がない
◎ 道路標示が映っている。
次に、打音・音響検査を行います。
ハンマーによる異常音の聞き取りを行います。鋼材の腐食やボルトの緩みなどの異常がわかります。
目で見えない交換の腐食状態を数値で表すことができる「非破壊検査」を行います。
超音波厚さ測定器によって、片面から支柱などの鋼管の厚みを測定します。目に見えない鋼管の腐食状態を数値に表すことで、信頼性と確実性がUPします。さらに、詳しく調査する「探傷浸透試験」などの調査方法もあります。また、照明灯点検では、絶縁抵抗測定なども行います。
点検時には、必要に応じて、その場でできる補修作業も行います。
調整・締め付け・部品交換・防錆・応急処置等、その場で出来る保守業務を行います。
点検結果により的確な修繕をご提案します。
点検業務だけでなく、点検結果による的確な修繕提案から修繕工事まで、また、防食テープ設置などの長寿命化対策も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
公共施設保守点検管理システム PF1による徹底したデータ管理で事故を未然に防ぐ
保守点検を行ったら、大切なデータは保守点検管理に特化したソフトで徹底管理
継続的に行われる保守点検のデータはExcelなどで管理するのではなく、保守点検管理に特化したソフトで徹底的に管理することで、有効に活用しましょう。
公共施設管理システム「PF1」は、道路反射鏡、道路標識、道路照明灯、道路情報提供装置などの施設データ、位置情報、それぞれの写真データと保守点検データなどあらゆる情報を一括管理できます。国土交通省が提唱する道路ストック点検のデータにも、対応しています。帳票印刷機能、検索機能も充実した保守点検管理には最適なソフトです。
詳細は、以下のホームページをご覧ください。
開発元:ASG有限会社 「公共施設管理システム PF1」ホームページ
公共施設保守点検カタログ
保守点検カタログ A4 PDF
保守点検カタログ A3 PDF
保守点検作業状況


非破壊検査